
アメリカにはいくつもの国立公園があり、そのどれもが壮大な景観を誇っています。
その中でも群を抜いて有名なのがアメリカ国内で最も古いとされるグランドキャニオン国立公園です。
僕も今回初めて行きましたが「グランドキャニオンは死ぬまでに絶対行くべき」と思いました。
今回はラスベガス旅行へ行った際にグランドキャニオンへ日帰りのバスツアーで行ってきたのでそのことを紹介したいと思います。
・ラスベガス発のアクセス
・日帰りバスツアーの詳細
Contents
グランドキャニオン国立公園
グランドキャニオン国立公園はアリゾナ州の北西部に位置しています。
最寄りの都市はラスベガスやフェニックスです。
アメリカ最古の国立公園であり年間約400万人の観光客が訪れておりアメリカ国内でも屈指の人気観光スポットです。
国立公園ですので野生動物も生息しています。
有名なのは絶滅危惧種であるカリフォルニアコンドルでその他にもリスやアナグマ、ビックホーンシープなども生息しています。
またライオンやヘラジカも生息しているとかいないとか、、、、
グランドキャニオンの地層
グランドキャニオンは元々はコロラド高原と呼ばれる所でしたがそこを流れるコロラド川が何百何千万年もの年月をかけて侵食し現在の形が出来上がりました。
そこまでの深さは約2000mもあり、現在も徐々に侵食が進んでいます。
断崖の平均の深さは約1200[m]で最も深い所は約1800[m]もあり、それが446[km]にもわたって続いています。
数字で表現してもスケールが凄すぎてよくわからないですが実際に現地で見てみるとあまりの迫力に思わず息を呑みます。
現在、グランドキャニオンでは8つの地層を確認することができます。
最古のものは先カンブリア時代と呼ばれる時代のもので約20億年も前のものです。そんなにも前の地層が見られるなんて凄いですよね!!
グランドキャニオンの地層の大半は海中で形成されたものなんです。
グランドキャニオンの歴史
グランキャニオンは約7000万年前に起きた地殻変動によって隆起し出来始めたと言われています。
そして約4000万年前にコロラド川による侵食が始まりました。
さらに時は進み約200万年には現在の姿になったと言われています。
人類は1万年前から住んでいたとされ、4000年前にはネイティブアメリカンが住み始めたと言われています。
その後は徐々に人々は去っていき500年前にはほとんどの人が去り、忘れ去られていました。
1896年にアメリカ軍人のジョン・ウェズリー・パウエル(John Wesley Powell)が当時スペイン領であったこの地を訪れてから調査が始まりました。
その後1979年にユネスコ世界遺産に認定されました。
グランドキャニオン国立公園には2つのビューポイントがある
グランドキャニオンのビューポイントはコロラド川を挟んで対岸にある”サウスリム”と”ノースリム”があります。
サウスリムはその名の通りコロラド川を挟んで南側にあり、グランドキャニオンの観光スポットの定番の場所です。
グランドキャニオンのツアーに参加した場合、ほとんどの場合がこのサウスリム行きです。
レストランやロッジ、展望台が多いため観光客で賑わっています。私が行ったのもこのサウスリムです。
一方のノースリムは北側にあるビューポイントです。こちら側はほとんど開発が進んでおらず施設もロッジが1件のみと自然のありのままの姿を楽しむことができます。
しかしその凍結がすごく11月〜4月の間はロッジが閉鎖されますのでシーズンに気をつけてください。
グランドキャニオンへのアクセスは3通り
グランドキャニオンへはラスベガスから向かうことがほとんどです。
ラスベガスからグランドキャニオンまでの距離は約500[km]もあります。
これは日本でいうと東京~大阪間とほぼ同じ距離ですので移動方法によって時間も距離も大きく変わってきます。
ラスベガスからグランドキャニオン へのアクセス方法は
- バスツアー
- 飛行機+バス
- ヘリコプター
の3通りです。
それぞれの移動手段について簡単にまとめてみました!!
1番お手軽で楽なのはバスツアー
費用 | 150~200ドル |
所要時間 | 13~15時間 |
一番お手頃なのがこのバスツアーです。
朝6時くらいにバスに乗り込み、夜の8~9時くらいにラスベガスへ戻ってきます。
途中でアメリカのマザールートであるルート66に寄るツアーもあるので一石二鳥です。
また、ほとんどのバスツアーではラスベガスの主要ホテルへ迎えにきてくれます。
申し込みもツアー会社に一任することができるので安心です。
その他にもツアーによってはフーバーダムというネバダ州とアリゾナ州の州境にあるダムに立ち寄ってくれるものもあります。
とにかく早く行きたい方は飛行機+バス
費用 | 300~600ドル |
所要時間 | 7~8時間 |
「とにかく時間がない」「手っ取り早く観光したい」という時短派の人にオススメなのが飛行機を使うプランです。
前述したバスツアーと比べるとかかる費用は増えますが半日で観光できるのでとにかく時間を節約したいという方は飛行機を使うと良いです。
ラスベガスの飛行場からグランドキャニオンの飛行場までは1時間半、そこからバスへ乗り換え観光します。
ほとんどのツアーはホテル–飛行場間の送迎が付いていますが個人で手配した場合は付いていないので注意しましょう。
上空から眺めることができるヘリコプター
費用 | 200ドル〜 |
所要時間 | 4~5時間 |
バスや飛行機と違った楽しみ方をできるのがヘリコプターです。
この方法はラスベガスを出てから地上に一切降りずにグランドキャニオンを堪能することができます。
地上での眺めを楽しめないのでそこは注意しましょう。
所要時間も4~5時間ですので帰ってからラスベガスを観光することもできます。
日帰りでグランドキャニオンへ行ってきた
今回はバスツアーを利用してグランドキャニオンへ行ってきたので朝早くからの活動です。
まだ陽が登りきっていないラスベガスを出発。
バスツアーは主要ホテルに送迎してくれるので非常に楽でした。
途中で休憩やルート66にあるセリグマンという街への寄り道を挟みつつバスに乗ること6時間、ようやくグランドキャニオン国立公園に到着しました。
ここはサウスリム側の入り口です。
バスを降りてグランドキャニオンへ進んで行くとすでに大勢の観光客がいました。
その奥には立派な地層が見えます。
さらに奥へと。手すりのあるとこまで進んで行きました。
もの凄い光景ですね!!この風景を見ていると自分の存在がいかに小さいかを思い知らされます。
地層がくっきりと見えています。
下を覗いてみるとあまりの高さに思わず足が竦みます、、、、、(笑)
年に数人は転落していると聞いたのでビックリしました。落ちたらまず助からないと思います、、、、、、、。
中にはこのように柵がないところもあります。
臨場感が伝わりますがくれぐれも落ちないように気をつけましょう。
柵のないところへ行ってみましたがとても怖かったです、、、、
初めて足がガクガクになりました、、、(笑)ですがすごい迫力でした!!
その後グランドキャニオンを出発し、夜の8~9時ごろにラスベガスに到着しました。
グランドキャニオン国立公園は死ぬまでに行くべき場所
今回はグランドキャニオンへ行ってきた時のことを紹介しました。
ラスベガスから様々な手段で行くことができるのでご自身の予定に合わせたプランを選ぶことができます。
そしてそのグランドキャニオンは写真で見るのとは違ってかなりの迫力です!!
皆さんもラスベガスへ訪れた際にはグランドキャニオンへ行ってみてはいかがでしょうか。
ラスベガスのおすすめホテルも紹介していますのでよろしければご覧ください。