
アジア圏を中心に運行しているマレーシアの格安航空会社(LCC)であるエアアジアの受託手荷物(機内預け手荷物)と機内持ち込み手荷物の料金やサイズに関するルールを紹介します。
LCCは運賃は安いのですが手荷物に関するルールが複雑で事前に調べておかないと割高になってしまうケースがあります。
特にエアアジアは22カ国150都市に就航しており、オーストラリアやホノルル行きの便もあるので他のLCCよりも利用する頻度が多いのではないでしょうか?
この記事は「エアアジアを使いたいけど手荷物のルールがわからなくて諦めたことがある」や「安い航空券で旅行したい」「エアアジアでの旅行を検討している」方向けに
エアアジアの手荷物の
- 料金
- サイズ規定
- 国内線と国際線のルールの違い
などを紹介しています。
Contents
エアアジアでの手荷物は2種類
エアアジアにおける手荷物には
- 受託手荷物:カウンターで預ける荷物
- 機内持ち込み手荷物:機内に持ち込むことができる手荷物
の2種類です。
(これはエアアジアに限らずほとんどの航空会社で定義されています。)
手荷物検査の有無について
僕は台北にいった際に初めてエアアジアを利用しましたがその際にカウンターにて受託手荷物の重さをチェックされました。
しかし、飛行機に持ち込むことができる機内持ち込み手荷物に関してはチェックされませんでした。
あくまでも職員によったり、見るからにサイズ規定を守れていたりするとチェックされないこともあるので100%チェックされないということではありません。
手荷物に関するルールを守ることが確実です。
手荷物料金を抑えるコツは3つ
エアアジアの手荷物料金を抑える裏ワザはありません。
以下のルールを守ることが手荷物料金を安く済ませるコツです。
- 受託手荷物は航空券を予約する際に追加する
- 機内持ち込み手荷物は2個までに抑えて、個数は7kgまで
- お土産等で荷物が増える復路のみに受託手荷物を追加する
つまり、事前に手荷物のサイズと重量は事前にチェックしておきましょう。
受託手荷物
エアアジアの受託手荷物(カウンターにて預ける荷物)は必ず追加料金が発生します。
つまり、”チェックインカウンターにて手荷物を預けると必ず料金が発生する”ということです。
逆に言えば機内持ち込みの制限である重量7kg以内かつ個数を2個にすることにより手荷物に関する料金をかからなくすることができます。
個数:2つまで(大と小各1つずつ)
重量:2つで7kg以内
サイズ・個数
3辺の和が319センチ以内、もしくは119センチ×119センチ×81センチまで。
個数は予約時に購入した重量・大きさ以内であれば何個でも預けることができます。
料金は国内線と国際線で異なります
料金は”重さ”と”受託手荷物を追加したタイミング”で異なります。
手荷物を追加するタイミングは
- 航空券の予約時
- 予約後にホームページで追加
- 当日、空港のカウンターで追加
の3パターンがあり、下に行くについて料金は高くなっていきます。
なので航空券を予約する前に手荷物の有無を確認してから予約しましょう。
空港カウンターでは現金およびクレジットカードで支払うことができます。
国内線の手荷物の料金
重量 | 15kg | 20kg | 25kg | 30kg | 40kg |
航空券の予約時 | ¥1,200 | ¥1,400 | ¥1,900 | ¥2,900 | ¥5,300 |
予約後 | ¥1,380 | ¥1,610 | ¥2,185 | ¥3,335 | ¥6,095 |
空港のカウンター | ¥2,900 | 以後、重量超過1kgごとに¥1,400 |
空港のカウンターで預ける際は15kgのものしか購入できず、15kgを超えた場合は1kgごとに¥1,400の超過料金が発生してしまうので注意しましょう。
国際線の手荷物の料金
国際線は路線によって料金が変わるので、今回は羽田(東京)-クアラルンプール(マレーシア)線の手荷物の料金を記載します。
国際線は20kg~からの予約となります。
(空港のカウンターでは予約可能)
重量 | 15kg | 20kg | 25kg | 30kg | 40kg |
航空券の予約時 | ¥4,400 | ¥5,500 | ¥6,600 | ¥8,800 | |
予約後 | ¥5,200 | ¥6,300 | ¥7,500 | ¥10,000 | |
空港カウンター | ¥10,000 以後、重量超過1kgごとに¥2,200 |
国内線と同様に空港のカウンターでは15kgのもしか購入することができず、15kgを超過した場合は1kgごとに¥2,200の超過料金が発生してしまうので注意しましょう。
無料で預けられるもの
ベビーカーや車椅子、歩行補助器などは手荷物制限とは関係なく無料で預けることができます。
スポーツ用品は10%増しの料金
エアアジアではスポーツ用品の受託手荷物に関しては通常の手荷物とは違う料金が設定されています。
”スポーツ用品”という料金設定で、ゴルフ用品・自転車・ダイビング機材・サーフボード・スノー用品などが当てはまります。
通常の受託手荷物と比べて10~30%ほど料金が高く設定されており、路線によって料金が異なるので事前にエアアジア公式サイトにて確認しておきましょう。
なお、オーストラリア発着便に関しては15kg以内のサーフボードを無料で預かってもらえるサービスがあります。
機内持ち込み手荷物
エアアジアの機内持ち込みに関するルールは国内線・国際線で共通です。
- 国内線:エアアジア・ジャパン
- 国際線:エアアジア、エアアジアX、タイ・エアアジアXなど
エアアジア・ジャパン以外は全て国際線と思ってもらえれば覚えやすいです。
料金
重量が7kg以内で、個数が2個以内であれば無料で持ち込むことができます。
エアアジアの公式HP上では大きな荷物(キャビンバッグ等)と小さな荷物(バックパックやブリーフケース等)と記載されており、それぞれ1つずつ持ち込むことができます。
7kgを超えた場合や数量が3個以上ある場合は受託手荷物として空港カウンターで預けなければならず、高い超過料金を払わなければならなくなるので注意しましょう。
サイズ・個数
エアアジア公式サイトより引用
個数は前述した通り、2個までですがそれぞれの持ち込み可能なサイズを紹介します。
大きな荷物(キャビンバック等)
これは座席上の共有収納棚に収容できるものを表し、各辺のサイズが56センチ(高さ)×36センチ(長さ)×23センチ(奥行き)以内のものです。
これらの大きさはハンドルやキャスター、サイドポケット等も含めた大きさなので注意しましょう。
小さな荷物(バックパックやブリーフケース等)
前の座席の下に収納できるサイズの荷物のことで、バックパックやPCケース、ハンドバッグなどがあります。
サイズは40センチ(高さ)×30センチ(長さ)×10センチ(奥行き)以内のものに限ります。
重さは7kgまで
機内持ち込み手荷物の重さは大きな荷物と小さな荷物を合わせて7kgまでです。
超えてしまうと受託手荷物として扱われるので注意しましょう。
ちなみに僕が利用したことがある台北(TPE)-関空(KIX)線は手荷物の重さを計られませんでしたが、スタッフと路線によってまちまちなので確実に7kgに収まるようにしておきましょう。
超過料金
空港で手荷物の重量超過が発覚した場合に発生する料金は国内線、国際線でそれぞれ
- 国内線:¥2,900~
- 国際線:¥10,000~
です。
国際線は路線によって異なるので事前にエアアジアの公式サイトで確認しておきましょう。
液体物
クリーム、香水などの液体物はフラッグキャリアのルールと同じで100ミリリットル以内の容器に入れ、容量1リットル以内の透明で再密閉可能なプラスチックバッグに入れなければなりません。
空港の職員の方に教えてもらったのですがこの液体物には”溶けると液体になるもの”も含まれるので化粧品も含まれることがあるので注意しましょう。
プラスチックバックの大きさは密閉部分の四辺の合計が80センチ以下のものです。
(縦20センチ×横20センチや縦15センチ×横25センチなど)
ジップロックのMサイズがちょうどこのサイズにピッタリ合うのでプラスチックバッグとして利用することができます。
また、ベビーフードなどの特定の栄養要件に関する物や免税範囲内の免税品は機内持ち込み手荷物には含まれません。
エアアジアの手荷物は事前に予約しておこう
エアアジアの手荷物は事前に予約しておくことがお得に利用するコツです。
運賃の中にはバリューパックやプレミアムフレックスなどの予め受託手荷物の料金が含まれたものもあり、座席指定や機内食の料金も含まれているのでとてもお得に利用することができます。
機内食や座席指定、手荷物は個別に申し込むこともできますが個別に申し込むよりも上記の運賃を予約するとお得に申し込むことができるので”多少の追加料金は快適な旅行を楽しむための投資”と考えておくといいでしょう。