世界三大美術館の1つ ニューヨークの"メトロポリタン美術館"の見どころを紹介

世界三大美術館の一つであるメトロポリタン美術館(The Metropolitan Museum of Art)は数あるニューヨークの美術館の中でも最大の規模と最大の貯蔵数を誇ります。

ゴッホやフィメール、モネなどの芸術作品が至る所に展示されているヨーロッパの絵画コーナーや古代エジプトやルネサンス期の歴史的に貴重な骨董品もたくさん展示されており「1日かけて全て見れるかどうか、、、」と思ってしまうほどです。

本記事ではニューヨークにあるメトロポリタン美術館の

  • アクセス
  • 開館時間や休館日
  • 入場料や割引情報
  • 日本語のガイドツアー
  • 展示内容や見どころ

について紹介しています^^

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ニューヨーク最大の美術館 メトロポリタン美術館

ニューヨーク メトロポリタン美術館

メトロポリタン美術館(The Metropolitan Museum of Art)「通称 メット(THE MET)」はニューヨークのセントラルパークの東側であるアッパーイーストサイドというエリアにありセントラルパークを挟んで西側にはアメリカでも最大級の博物館のアメリカ自然史博物館があります。

6万平方メートルを超える館内に所蔵品が約300万以上点もあるメトロポリタン美術館は、世界最大規模の美術館であり年間の来場者数もモナリザで有名なフランスのルーブル美術館に次いで世界で2番目の多さです。

1870年に設立され、現在の場所に移転したのは1880年でその後様々な増築が施され現在のような立派な美術館になりました。

本館のメトロポリタン美術館(The Met Fifth Avenue)はメットブロイヤー(The Met Breuer)とメットクロイスター(The Met Cloisters)の2つの分館があります。

世界三大美術館の1つ

メトロポリタン美術館はフランスのルーブル美術館とともに世界三大美術館の1つとして知られています。
(※厳密には”世界三大美術館は定義されておらず諸説ありますがルーブル美術館とメトロポリタン美術館はどの説にも必ず含まれています”)

世界三大美術(諸説あり)
・ルーブル美術館:フランス
・メトロポリタン美術館:アメリカ ニューヨーク
・ナショナルギャラリー:イギリス3つ目は
・エルミタージュ美術館:ロシア
・プラド美術館:スペイン
の説もあります。

開館時間・休館日

メトロポリタン美術館の開館時間および休館日は以下の通りです。

平日に比べ、金曜日と土曜日が長く開いているのでじっくり見たい方は金曜日か土曜日に訪れましょう^^

  • 開館時間

日曜日〜木曜日:10時〜17時半
金曜日・土曜日:10時〜21時

閉館時間の15分前が退館時間です。

  • 休館日

1/1、5月の第1月曜日、11月の第4木曜日(サンクスギビングデー)、12/25

アクセス

セントラルパークの東側にあるメトロポリタン美術館は有名なファッション街である5番街(5th Ave)に面しています。
基本的に地下鉄やバスで行くことが一般的ですが、ニューヨークではバスよりも地下鉄やタクシー(Uberやlyft)で移動するのがオススメです。

地下鉄

ニューヨーク 地下鉄

地下鉄の最寄駅は4番、5番、6番線の86th ストリート駅です。
駅から美術館までは徒歩で10分です。

地下鉄はニューヨーク観光では欠かせない移動手段なので、是非ともメトロカード(日本でいうSuicaやICOCA)という地下鉄乗車券を入手しておきましょう!!

バス

ニューヨーク バス

バスも地下鉄と同じメトロカードを使うことができM1、M2、M3、M4のバスを利用します。
最寄の停留所はタイムズスクエアからならマディソンアベニュー(Madison Ave)、アップタウンからは5番街(5th Ave)です。

ただバスは基本的に停留所のアナウンスがないのでマップなどで降車する停留所を確認しましょう。
降りる際は車内に張り巡らされている黄色いコードを引っ張って運転手に知らせましょう。

タクシー(Uberやlyft)

タクシー

タクシーで行く場合は”メトロポリタン・ミュージアム”と伝えれば大丈夫です。
ニューヨークには白キャブというぼったくりのタクシーもいるので必ずニューヨーク市公認の黄色のタクシーに乗りましょう。

また、Uberで配車して行くこともオススメです。
Uberは安全で、タクシーよりも安くスマホ1つでタクシー(一般人が運転する車)を配車することができるアプリで海外旅行の必須アプリです。

上記の記事より登録をするとクーポンを獲得することができ、タイムズスクエアからメトロポリタン美術館までは無料で行くことができます。

メトロポリタン美術館の入場料

メトロポリタン美術館の入場料はかつては「任意の金額を美術館に寄付する」という形だったので実質1ドルでも入場できたのですが2018年3月に改定され下記の料金となりました。

チケット購入日から連続3日間の間にメトロポリタン美術館、メットブロイヤー、メットクロイスターに入場することができます。

メトロポリタン美術館の入場料
大人:25ドル
学生:12ドル
シニア(65歳以上):17ドル
子供(12歳以下):無料12歳未満は無料
ニューヨーク州在住者およびニューヨーク州、ニュージャージー州、コネチカット州の学生は任意の金額で入場することができます。
(住所を証明できるものや学生証が必要)

チケットの購入方法は3通り

メトロポリタン美術館のチケットは

します。

メトロポリタン美術館 チケット

現地のチケット売り場は入ってすぐのホールの左右と中央の端に窓口があり、そこに合わせて何台ものチケットマシンが並んでいます。
チケットマシンは日本語対応していないので注意しましょう。

ニューヨーク メトロポリタン美術館 チケット

チケットの購入はもちろん、ニューヨークシティパスなどの観光パスでのチケットもマシンでスキャンして入手します。

混雑を回避するためにオンラインや観光パスの場合はインターネット上で入手するをオススメします。
(チケットはE-mailに送られきて購入日から1年間無料です。)

事前購入で当日スムーズに入場できる ~Voyaginなら10%OFFで購入可能~

「当日チケット売り場に並ぶのは時間の無駄」と感じるのではないでしょうか?

そんな方には楽天が運営するチケット会社であるVoyagin(楽天グループ会社)がおすすめです。

Voyaginをおすすめする理由
・登録が簡単(Facebookアカウントを利用)
当日でもチケットを購入可能
サイトが全て日本語対応
・GWや夏休みには割引クーポンが発行される
・チケットは印刷不要
・運営元が楽天
スマホがあれば現地でもチケットが購入可能な点や日本語に対応しているのはかなり安心できます。
チケットは登録時に登録したメールアドレスに送られてくるのでアドレスを間違えないようにしましょう^^

メトロポリタン美術館を見学するならニューヨークシティパスがおすすめ

メトロポリタン美術館をはじめニューヨークを観光するのならニューヨークシティパスがおすすめです。
自由の女神やエンパイアステイトビルなどの人気の観光スポットを通常よりも安く見学することができます。

荷物・持ち込み、見学ルール

メトロポリタン美術館の入り口では簡単なセキュリティチェックがあります。

基本的なルールは以下の通りです。

  • 飲食物:ペットボトルの水は持ち込み可能。食べ物(お土産も含む)や、水以外の飲み物は持ち込み不可
  • バックパックは預けるか、身体の前に持つ(展示物の当てないため)
  • スーツケースのような大きな荷物は預かってもらえません。
  • 動画撮影は禁止

メトロポリタン美術館 ニューヨーク

バックパックはこのようにして持たなければいけません。
(ここだけの話、皆普通に背中に背負っていました)

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メトロポリタン美術館のインフォーメーションデスクへ行こう

メトロポリタン美術館 日本語ガイドツアー

メトロポリタン美術館の中央の入り口から入るとすぐにインフォメーションデスクがあり、そこでは多言語を喋るスタッフがいます。

日本語対応のスタッフもいて、そこでは館内のイベントや無料ツアーの情報、各言語のガイドブックを貰うことができその中には日本語のガイドブックもあります。

無料の日本語ガイドツアー

メトロポリタン美術館では様々な無料ツアーを開催されており、その中には無料の日本語ツアーもあります。
これらのツアーは美術館のチケットを持っていれば誰でも参加することが出来ます。

英語のツアーは10時15分〜16時まで様々なテーマのツアーが開催されており所要時間はそれぞれ1時間です。
無料ツアーに関してはTHE MET EVENTにて事前にチェックしておくといいでしょう^^

ツアーの集合場所はチケット売り場がある大きな広場である"The Great Hall"の入り口から向かって左側のチケット売り場の後ろです。

オーディオガイド

メトロポリタン美術館ではオーディオガイドをレンタルして見学することが出来ます。

オーディオガイドはチケット売り場がある大きな広場”The Great Hall”にデスクがありそこで借りることが出来ます。
また各フロアのギフトショップでも借りることができ、見学中に「やっぱりオーディオガイドが欲しい」と思った方は尋ねてみるといいでしょう。

オーディオガイド料金:7ドル(金・土の17時以降は5ドル)
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有名ドラマ"Gossip Girl"のロケ地

メトロポリタン美術館 ゴシップガール

メトロポリタン美術館はニューヨークを舞台にしたあの有名なドラマ”ゴシップガール(Gossip Girl)”のロケ地で使われました。

数あるロケ地の中でも一番有名なロケ地としてされています。

メトロポリタン美術館

場所は美術館の正面の階段です。

メトロポリタン美術館 ゴシップガール

女王(ブレア)の特等席であり、ブレアやセリーナが座っているシーンが幾度となく使われていました。

メトロポリタン美術館へ行ってきた

メトロポリタン美術館 ニューヨーク

メトロポリタン美術館はとても広く、全ての作品を隈なく見ようとすると2日以上はかかるとされており、効率よく回りたい方は事前にプランを立てておくべきです。

僕は何も考えずに行き、後悔しました(笑)

ニューヨーク メトロポリタン美術館 館内案内図

メトロポリタン美術館 館内マップ 1階

ニューヨーク メトロポリタン美術館

メトロポリタン美術館 館内マップ 2階

メトロポリタン美術館 公式サイトをもとに作成

メトロポリタン美術館は展示物のほとんどが1階と2階に集中しています。
1階から回るか、2階から回るかによってプランは変わってくるのですが僕的におすすめなのは人気コーナーである
  • ヨーロッパ絵画(2階中央)
  • エジプト美術(1階右側)

からスタートすることです。
共に人気コーナーだけあって混雑する傾向にあるので空いているうちに見学してしまいましょう^^

ヨーロッパ絵画(2階) ゴッホやモネなどの作品を楽しもう

ニューヨーク メトロポリタン美術館

ヨーロッパの絵画がお目当の方は入って真正面の大きな階段を登っていきます。
そのまま直進し、大きな絵画がある部屋へ入るとそこからヨーロッパ絵画の展示コーナーです。

メトロポリタン美術館 ゴッホ

ゴッホの故郷 オランダのズンデルト "Dutch Zundert"

オランダの巨匠であるフィンセント・ファン・ゴッホ(Vincent van Gogh)の絵画がたくさん展示されていました。

メトロポリタン美術館 ゴッホ

メトロポリタン美術館の数ある展示物の中でも有名なのがゴッホの自画像です。

メトロポリタン美術館 モネ

アイリスの小径 "The Path through the Irises"

フランスの巨匠クロード・モネ(Claude Monet)の作品も多く、「ひまわり」や「睡蓮」などの名作も展示されていました。

他にもフィメールやサージャントなど名だたる巨匠の作品も展示されておりとても人気のコーナーです。

エジプト美術(1階右側)

メトロポリタン美術館 エジプト

もう一つの見どころであるエジプト美術のコーナーは1階の右側の部屋にあります。

ミイラや一緒に埋葬された装飾品が所狭しに展示されていました。

メトロポリタン美術館 エジプト

他にも神殿に置かれていた石像もいくつか展示されています。

メトロポリタン美術館 エジプト

武器・鎧コーナー(1階)

ニューヨーク メトロポリタン美術館

このコーナーには世界中の武器や鎧、甲冑などのコレクションが展示されておりヨーロッパ、アメリカ、アジア、インド、イスラムの武器が展示されています。

個人的には一番テンションが上がったコーナーです。

ニューヨーク メトロポリタン美術館

日本の甲冑や刀もいくつか展示されています。

メトロポリタン美術館

海賊や中世ヨーロッパで使われていそうな剣もたくさん展示されています。

日本美術(2階)

メトロポリタン美術館 ニューヨーク

メトロポリタン美術館には日本をはじめとしてアジアの美術作品も展示されています。
17世紀の中国の蘇州にあった庭園をモデルにした空間はとても素敵でまるでタイムスリップをしているかのようでした。

日本の代表作品は”源氏物語”です。

メトロポリタン美術館

メトロポリタン美術館 美術館

籠や屏風など、当時の生活を描いたものが数多く展示されていました。
また、現地オプショナルツアーなのか日本語で案内しているツアー客も見受けられました。


アメリカ芸術(1,2階)

メトロポリタン美術館

ここは広場になっておりメトロポリタン美術館の中でも人気のスペースです。
建物の扉から展示スペースに入ることができます。

メトロポリタン美術館

扉の向こうには昔使われていた家具や骨董品が展示されています。

メトロポリタン美術館

建物の反対側には美しいステンドグラスもありました。

ヨーロッパの彫刻(1階)

メトロポリタン美術館 彫刻

主にフランスやイタリアのルネサンス期の彫刻が展示されています。

夏場はルーフトップでマンハッタンの眺望を楽しもう

メトロポリタン美術館 ルーフトップ

5~10月の夏季限定でメトロポリタン美術館の屋上(ルーフトップ)が解放されています。
ドリンクバーやアート展示などもありながら、マンハッタンの眺望も楽しむことができるスポット。

メトロポリタン美術館に限らず夏の屋内はとても冷房が強いので外に出たくなった時や休憩したい時にオススメの場所です。

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