
サンディエゴとロサンゼルスの位置関係は南北で、その距離はおよそ200キロと車で3時間あれば行くことができます。
なので、皆さんもロサンゼルス観光の途中で「サンディエゴにも行ってみようかな?』と思ったことがある方も多いかと思います。
しかし「運転は不安だな〜」「レンタカーを借りれるか英語が喋れないな〜」という方でも電車を使えばサンディエゴ-ロサンゼルス間を簡単に往復することができます。
この2つの都市は車の他に、飛行機・電車・バスで行き来することができるのですが本記事では”電車で行く方法”にフォーカスを当てて紹介しています。
Contents
サンディエゴとロサンゼルスを結ぶ電車
サンディエゴとロサンゼルスはAmtrak(アムトラック)という電車で行き来することができます。
日本でいう特急列車に近い形態の電車です。
Amtrak(アムトラック)とは?
アムトラックは1971年に開通した、アメリカ中に路線をもつ鉄道会社です。
全部で35種類もの路線があり
- シカゴからサンフランシスコを横断する路線
- 西海岸をシアトルからロサンゼルスまで縦断する路線
など数日間かけて移動する長距離路線が多いのが特徴です。
なので寝台列車も多く取り揃えています。
パシフィックサーフライナー
サンディエゴとロサンゼルスを結んでいる路線はPacific Surf Liner(パシフィックサーフライナー)という路線で、ロサンゼルスの北にあるサンルイスから南のサンディエゴまでを結んでいます。
その名の通り、太平洋(Pacific Ocean)のすぐ側を通っており、車窓からは美しいビーチや海を眺めることができます。
それぞれの終点であるサンルイスからサンディエゴまではおよそ500キロで、所要時間は8時間半です。
スケジュールや停車駅の詳細はAmtrakの公式サイトより確認することができます。
チケットの購入方法は簡単
アムトラックのチケットの購入方法は
- 事前にオンラインで購入
- 当日に駅の窓口で購入
の2種類です。 どちらで購入しても料金は変わりませんが、事前にオンラインで購入しておくと当日スムーズに乗車することができます。
オンラインでの購入方法
僕はパシフィックサーフライナーのチケットをオンラインで購入したので、”オンラインでのチケット購入方法”を紹介します。
Amtrakの公式サイトへアクセスし、画面の真ん中にある”BUY TICKETS”を選択します。
そのほかに
- 出発地と目的地
- 日付
- 片道か往復か
をそれぞれ入力・選択します。
座席はエコノミーとビジネスの2種類
FIND TRAINSを選択すると電車の時間と座席の種類を選択する画面に遷移します。
パシフィックサーフライナーの座席は”VALUE(エコノミークラス)”と”BUISINESS(ビジネスクラス)”の2種類があります。
エコノミークラスでは座席指定ができませんが、ビジネスクラスは指定席なので座席の心配をしなくて済むのが利点です。
価格差もおよそ30ドルしかないので、ビジネスクラスを選択するのもいいかもしれません。
座席を選択して左側の”ADD TO CART”を選択し次のページへ進みます。
自転車は無料で持ち込めます
1人につき1台、自転車を無料で持ち込むことができます。
自転車の持ち込みの有無を選択後、CONTINUEをクリックし次のページへと進みます。
旅行者を情報を入力
ここでは電車に乗る人の
- 名前と苗字
- 電話番号
- メールアドレス
チケットはEチケットなのでこの時に入力したメールアドレス宛に送付されます。
この後、支払い情報を入力してチケットの購入が完了します。
・VISA
・Mastercard
・JCB
・Diners Club
・DISCOVER
・China Union Pay支払いに使えるのはクレジットカードかデビットカードのみです。
サンディエゴからロサンゼルスまで電車で行ってみた
今回はサンディエゴからロサンゼルスへ向かいます。
サンディエゴにあるアムトラックの駅は
- Santa Fe Depot
- Old Town
の2つがあります。
大きな荷物がある場合はSanta Fe Depot(サンタフェ駅)でしか預けることができないので注意しましょう!!
サンタフェ駅から出発
サンタフェ駅はパシフィックサーフライナーの終点の駅で、サンディエゴのダウンタウンにあります。
僕がサンディエゴで滞在していたホテルのすぐ近くだったため、この駅を選びました。
駅の外観もどこかサンディエゴらしいスペイン風で、とてもオシャレです。
駅の構内は広々としています。
スーツケースなどの大きな荷物はチケット売り場で預けます。
ここの際にあらかじめオンラインで購入している場合はメールアドレス宛にQRコードが送られてくるのでチケット売り場にて提示すると紙のチケットをもらうことができます。
売店や自販機もあるので出発前に腹ごしらえや車内で食べるスナックや飲み物を買うことができます。
電車に乗るまで
出発時間が近づくと列ができ始めるので並びます。
この時にエコノミークラスとビジネスクラスで並ぶ列が違うので注意しましょう。
後は自分が乗りたい車両に乗り込むだけです。
エコノミークラスとビジネスクラスの車両は別れており、ビジネスクラスの車両に乗るには乗車券の提示を求められます。
車内の様子
車内には1階席と2階席があり、どちらも自由に座ることができます。
サンディエゴからロサンゼルスへ行く場合は、左側の席に座るとビーチや太平洋を眺めることができるので左側の席に座りましょう!!
ロサンゼルスからサンディエゴに行く場合は逆向きになるので右側の席から海を眺めることができます。
座席の広さは新幹線よりやや狭いくらいでしたが、特に窮屈さを感じさせませんでした。
座席にはテーブルやコンセントもあるので、携帯の充電やパソコンである程度の暇つぶしができます。
車内には無料Wi-Fiがあるのですが速度がとても遅いのでおすすめできません。
車内にはトイレやウォータークーラーも完備されています。
座席の上にも収納スペースはありますが、そこに収納しきれない小型のスーツケースなどを置いておけるスペースもあります。
車内には売店もあります
1階には売店があり、サンドイッチやマフィン、サラダなどが売られています。
飲み物も水谷ジュース、コーヒーの他にビールやワインといったアルコールも売られていました。
パシフィックサーフライナーの公式サイトにてメニューと値段を見ることができます。
窓から見る海の景色は圧巻
窓から見る太平洋の景色は圧巻で、日本ではなかなか味わうことができない景色でした
線路と歩道の柵がないのは驚きました。
ロサンゼルスまでの停車駅にはディズニーランドや大谷翔平選手が所属するエンジェルスのホームでおなじみのアナハイムもあります。
ロサンゼルスへ到着
サンディエゴを出発して3時間後、ロサンゼルスのユニオンステーションに到着しました。
ユニオンステーションはロサンゼルスのダウンタウンの近くにあり、チャイナタウンやリトルトーキョーの間にあります。
ロサンゼルスのユニオンステーションには高速バスのグレイハウンドや地下鉄などの駅が揃っている総合駅で、ここからロサンゼルス中のどこへでも行くことができます。
大きな荷物を預けた場合はバッゲージクレームで受け取らなければならないので忘れないように。
荷物をピックアップして出る際にチケットの提示を求められるので、いつでも取り出せるようにしておきましょう。
荷物を引き取ったら、ユニオンステーションから目的地まで向かいます。
外にはUberやlyftなどのライドシェアのピックアップポイントもありました。
アムトラックを使って優雅に移動しよう
最後まで読んでいただきありがとうございます。
今回はサンディエゴ-ロサンゼルス間を結んでいるアムトラックという電車のチケット購入方法や乗り方、車内の様子を紹介しました。
飛行機網が発達していたり、車社会ののアメリカでは都市間の移動に電車を使うことは稀ですが、電車には飛行機やバスにはない良さがあります。
特に今回乗ったパシフィックサーフライナーは美しいビーチを見ながら移動することができるのでとてもおすすめです。
皆さんもアメリカで都市間を移動する際はアムトラックを使ってみてはいかがでしょうか^^?
「とにかく安く移動したい」という方はバスがおすすめです!!
以下の記事ではアメリカの大手バス会社であるグレイハウンドやボルトバスを利用した時の感想を紹介しています。